台所で食事をする=テーブル
台所というと、どういうイメージがあるだろうか?
食事を作るところ?
食事を食べるところ?
かつては、炊事の場である土間の台所と、食べるための囲炉裏の間(食事室)は、分離されていました。
いろりの間で、簡単な煮炊きは、もちろんできましたが、基本は台所で炊事をし、イロリは、食べる場所・・・でした。
これが、現代では、作業空間であった台所と、食事の間が一緒になっている場合が多くなりました。
そして、台所で、食事をするスタイル=テーブルとなってきたようです。
台所で、ちゃぶ台って、おかしいですよね。
食事を作ることと、食べることが、昔に比べ、われわれの生活の中で大きな役割を占めなくなってきたことを、象徴しているように思います。
家事の省力化・合理化が、台所と囲炉裏の合体であり、ちゃぶ台ではなく、テーブルの使用になったように、思います。
つまり、食事の規範として、子供に「正座をするしつけ」、マナーとして、正座するようしつけられたのです。
これが、イスに腰掛けて食卓を囲むようになると、食事に対するしつけ、マナーが変わったということが、分かるだろうか?
かつては、炊事の場である土間の台所と、食べるための囲炉裏の間(食事室)は、分離されていました。
いろりの間で、簡単な煮炊きは、もちろんできましたが、基本は台所で炊事をし、イロリは、食べる場所・・・でした。
食事をするときの、食卓は、何を使っていますか?
1990年代、ちゃぶ台(茶ぶ台・飯台)を所有している家庭の割合が、50%あったそうです。