光治療について
《ニキビ・ニキビ跡治療》
光治療について
■光治療について
ニキビ・ニキビ跡の治療方法のひとつに
「光治療」があります。
光治療とは、
特定の波長の光を照射して行う肌治療です。
これは繰り返すニキビにお悩みの方、
ニキビ痕の赤みや毛穴のつまりが気になる方、
難治性の大人ニキビ、
頑固なにきびの場合はこの治療が有効です。
■光治療の主な種類
『IPL(インテンスパルスライト)』
幅広い波長帯の光を使って
赤みを改善したり皮膚の代謝をよくする働きがあります。
顔全体など範囲の広いニキビ跡治療に適しています。
ほとんどダウンタイムはないのですが、
蒸散タイプに比べて治療回数は多くなります。
フォトフェイシャル療法と呼ばれたりもします。
『PDT(Photodynamic Therapy)』
光線力学療法と呼ばれる、
光による殺菌システムです。
光感受性を高くするために
特殊な薬(アミノレブリン酸)を内服して、
従来よりさらに光治療の効果を高めた治療です。
殺菌作用でニキビ菌を除去して、
皮脂腺を破壊することで皮脂を出さなくしニキビを
予防することを目的とした治療法です。
『クリアライト』
光線を使用して、
ニキビの原因菌の一種であるアクネ菌を殺菌する治療法です。
事前に薬剤を内服したり、
ジェルや薬剤を肌に塗ったりする必要がありません。
ですが、残念ながら
アクネ菌以外のニキビ菌には作用しません。
このほかにもクリニックによって
使用している光治療の機種などにより、
光治療の種類はさまざまです。
それぞれに得意分野があるので、
光治療治療は経験豊富な専門医としっかり
相談しましょう。
■光治療のメリット・デメリット
顔全体に光を照射できるので、
一度の施術で顔全体の治療が行えます。
レーザーに比べると光がマイルドなので
麻酔が必要なほどの痛みはありません。
(ただし痛みの感じ方には個人差があります)
また、皮膚表面へのダメージが少ないとされるため、
ダウンタイムもほとんどないというメリットがあります。
治療後、すぐにメイクもできます。
ですが、人によってはあまり効果を感じられなかった、
というケースもあるようです。
そして、1回の費用は比較的安価な場合もありますが、
改善効果をあげるためには
複数回通院する必要があるので、
その分費用もかかります。
光治療は保険適応外の自由診療となります。
クリニックによって費用が違うので、
前もって確認しましょう。
ニキビ跡が赤みのあるタイプであれば、
光治療が向いているようです。
顔全体に光を照射して、肌の深部を活性化します。
上記に挙げた以外にも光治療の種類は数多くあります。
治療方法や治療にかかる費用など、
気になる点は納得できるまでしっかりと
専門医と相談ましょう。