にきび跡治療 保険適応
保険適応の治療法
《ニキビ跡治療》
ニキビ跡治療での保険適応の治療法をご紹介します。
■ディフェリンゲル(治療薬)
毛穴をふさぐ角質ができるのを抑制する作用があります。
炎症が起きていないニキビや、
炎症を起こしてしまったニキビなど
様々なタイプのニキビに効果があります。
2008年に保険適用となり、
画期的なニキビ治療薬として注目されています。
ただし、副作用のある薬なので、
専門医の指導のもと使用しましょう。
■抗生剤(抗菌剤)
ニキビが化膿してしまってひどい場合に、
抗生剤の投与があります。
アクネ菌などのニキビ菌に有効です。
ただし、
あくまで一時的に炎症を抑えることを目的としているので、
ニキビの根本的な治療薬とはいえません。
また、副作用があったり、
ニキビ菌が薬剤耐性を持ってしまうので
長期の使用はおすすめできません。
・代表的な薬
内服薬... ミノマイシン、ロキシスロマイシン(ルリッド)、レボフロキサシン(クラビット)など
外用剤...アクアチム、ダラシンゲル、ゲンタシンクリームなど
■抗炎症剤
ニキビの炎症がひどい場合に、炎症や痛みを鎮める薬です。
・代表的な薬
内服薬...ブルフェンなど
外用剤...スタデルムクリームなど
■皮脂分泌抑制剤
過剰な皮脂分泌をおさえることを目的とした薬です。
女性の場合はホルモンバランスの乱れから、過剰な皮脂分泌が起こることもあるので、
その場合は女性ホルモン剤が処方されます。
・代表的な薬
内服薬...ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6、女性ホルモン剤(低用量ピル、メサルモンF)など
外用剤...イオウカンフルローションなど
■漢方薬
体質改善などの、補助的な使用を目的としています。
したがって、漢方だけでニキビの症状がなくなる可能性は高くありません。
代表的な漢方薬
・清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)
炎症緩和作用があるので、
腫れたニキビに対し症状を抑えられると言われています。
・十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
腫れたニキビの膿を排出させて、
炎症を抑える作用があるそうです。
・加味逍遥散(カミショウヨウサン)
ホルモンバランスを整える作用があるので、
生理の時にニキビが出るという方向き。
■ビタミン剤
肌の新陳代謝を高めて、皮膚組織の回復を早めます。
・代表的なもの
ハイチオール、シナールなど
■面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)/コメド圧出
毛穴に詰まった角栓を
専用器具で取り除く物理的な治療です。
ただし、
素人がニキビをつぶすと悪化する場合もあるので
くれぐれも自己流で行うことは避けましょう。