<でき易い・できにくいは、個人の体質>
ニキビのできやすさは個人の体質
ニキビのできやすい人、悪化しやすい人がいます。
これは体質的なものも要因であったります。
また、人種や性別なども関係してくるのです。
■ニキビになりやすいとされる体質
・毛穴が小さく角栓が詰まりやすい
・代謝機能が低く、
肌のターンオーバー(新陳代謝)が活発でない
・皮脂の分泌量が多い(にきびの悪化を招きやすい)
こうした要素は先天的な遺伝によるものが大きいです。
■ニキビの発症について
ニキビは
・「脂腺性毛包(しせんせいほうもう)」
・「軟毛性毛包(なんもうせいもうほう)」
・「終毛性毛包(しゅうもうせいもうほう)」
これらの毛穴に角栓がつまり、
皮脂が溜まることでできます。
特に、「脂腺性毛包」は
ニキビができやすい毛穴として知られています。
ニキビをよく見てみると、
真ん中に小さな毛がみられます。
この毛を包んでいる毛包という組織の
炎症がニキビです。
ニキビの発生原因は
「男性ホルモンの増加」「皮脂質の悪化」「脂肪酸」「細菌」
などが考えられます。
■肌質は遺伝してもニキビは遺伝病ではない
遺伝病というのは
100%遺伝情報で決まる病気のことです。
こうした病気は、
現代の医学では治癒が望めないのが現状です。
でも、ニキビの場合は体質は遺伝してしまっても、
スキンケアに気を遣って、
予防&改善していくことはできます。
「自分はニキビが出来やすい体質だから...」と、
あきらめないでください。
正しいケア、治療を行うことで
自然とできなくなっていくものなんですよ。
もちろん、
体質は簡単には変えることはできません。
ニキビを作らせない、
できにくい体質に改善しようと取り組むには
長期的に取り組む必要があります。
それでも、
できたニキビをただ放っておいたら悪化し、
跡・クレーター(あばた)になる一方です。
陥没し、色素沈着を起こしてしまうと
簡単には治りません。
ニキビのできやすい体質でなくても、
ニキビができやすい生活習慣を家系的に
受け継ぐ場合もあるでしょう。
ニキビは一種の
美容上の生活習慣病ともいえますから、
肌質だけでなく日頃の生活習慣を見直すことも大切です。
適切に対処していけば両親が「あばた顔」であっても、
あなた自身も「あばた顔」になることを
避けられるはずです。
「痕」を残してしまわないように、
にきび体質であるかどうか把握しておくことも大切です。