皮膚科での治療《ニキビ跡について》
皮膚科での治療《ニキビ跡について》
ニキビができたらニキビ跡(あばた・クレーター)を
残さないためにも早めに専門医を受診しましょう。
ですが、もしニキビ跡が残ってしまったら...
やはり専門医のもとで治療を受けましょう。
症状の重症度に応じたニキビ跡治療が受けられます。
ニキビ跡(あばた・クレーター)を治療する場合、
傷跡(瘢痕)の形状や位置によって方法が決まります。
場合によっては色素沈着を起こしているので、その改善も
必要です。
■症状別のニキビ痕治療の種類
『赤みが残っているニキビ跡』
ニキビの炎症が治まってもニキビ跡に赤みが残ってしまっている場合、
放っておくとそのまま色素沈着してシミになってしまうことも。
そこで、赤みを消すため、色素沈着してしまうのを防ぐため
「ハイドロキノン」を使用します。
副作用の心配があるので、もう少し穏やかな成分で
安全性が高いのはビタミンC含有のケア製品です。
『色素沈着して茶色っぽいシミのようなニキビ跡』
外部刺激から肌を守るためにメラニン色素が過剰に増加してしまうため
起こります。
肌のターンオーバーを正常化させることが大切なので、角質層の水分量を
保つことが重要です。
また、炎症性色素沈着にも「ハイドロキノン」が使用されます。
『凹凸ができたニキビ跡』
真皮がダメージを受けて皮膚がクレーターのようにデコボコになると
ホームケアで治すことは不可能となります。
皮膚科の治療では、コラーゲン生成を促すレーザー治療を行ったり、
肌のターンオーバーを促すピーリングを行ったり、
コラーゲンやヒアルロン酸を注入して凹みを盛り上げる方法
などがあります。
また、クレーターが大きい場合は切除縫合する方法もあります。
ただ手術の痕が残ることも考えられますので、慎重に決断することが
必要です。
ニキビ跡は一度出来ると、自然治癒にまかせて治すのは
ほぼ不可能といえるようです。
しかし、あきらめずに正しい治療方法を行えば
改善されていくはずです。
ですが、ニキビ跡は1回きりの治療で治すことが難しいのも事実。
病院の評判も重要ですが、定期的な通院の可能性も考えて、
自宅から、もしくは職場から通いやすいところを
選ぶのも一つの方法です。
医師との相性も重要になってくるかもしれません。
根気よく治療に取り組みましょう。