生理前は注意
大人にきび
生理前は注意
大人ニキビは20歳以上、思春期を過ぎて出来てしまったニキビのことを
指します。
アダルトにきび、という呼び方もあります。
大人ニキビのできる原因はさまざまですが、
女性の場合大きく影響するのが生理周期です。
いつもはニキビ肌ではなくても、生理前だけはニキビができる
という女性も少なくありません。
では、なぜ生理前にニキビができるのでしょうか?
■ニキビが生理前にできる原因
生理は2つのホルモンの分泌が関係しています。
卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)です。
生理前には黄体ホルモンの分泌が増えます。
女性はこの時期に色々な体の不調が出てきます。
肌荒れやむくみ、肩こりや頭痛など...
黄体ホルモンには、皮脂分泌を盛んにする働きがあります。
これによって、一時的に多く分泌された皮脂が毛穴に詰まって
ニキビができてしまうのです。
■生理前に出来るニキビの特徴
黄体ホルモンが影響して、生理の2週間くらい前は
肌トラブルが増えます。
肌の乾燥が進んだりもします。
肌が乾燥すると角質が厚くなり、毛穴が詰まりやすくなるのです。
さらに、生理開始の時期には皮脂量も増えて急にニキビが
悪化する場合も。
いつもよりも皮脂の量が多くなるので、大きくて赤みの強い
ニキビができやすくなります。
生理開始から数日で卵胞ホルモンが増えてきます。
卵胞ホルモンには肌の代謝を高める働きがあるので、
生理が始まって2週間は肌の調子がよくなります。
生理前のニキビは、生理期間が過ぎれば治ることがほとんどのようです。
しかし、できてしまったニキビが悪化すれば
跡になってしまう可能性もあるのです。
一度ニキビ跡ができたり、色素沈着を起こしてしまうと
簡単には消えません。
生理前のニキビの場合は、この周期にあわせて生活スタイルや
化粧品を変えていくことも大切です。
少しでも生理前のニキビを和らげるために、基礎体温をつけて
自分の生理周期を把握しましょう。
生理前のニキビを完全に防ぐことは難しいかもしれませんが、
対処法を知ることで症状を軽く抑えられるはずです。
また、普段から肌の抵抗力を高めるビタミン類や、便秘予防に効果のある
食物繊維を積極的に摂るのも良いですね。