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NO.11 日本人英語(カタカナ英語)
日本人英語(カタカナ英語) 2005/10/29
サークルのママや、英語育児のことで相談を受けた時、
「私のカタカナ発音で、語りかけたり、絵本を読んだりしても大丈夫でしょうか?」という質問を受けることがある。
私の返事は「大丈夫、CDでネイティブの声を大量にインプットしておけば」である。
大量とは、母の発するカタカナ英語時間以上、なるべく多くということである。
質問の裏に隠されている心配事は、子どももカタカナ英語になってしまうのではないか?
ということがあげられるだろう。
その答えとしては、母がカタカナ英語を話しても、話さなくても、
日本にいて、日本語先行・日本語優位の子どもは、ある程度はカタカナ英語になってしまうのは当然のことだと思うから、
杞憂だ。
口の形や、発音が、日本語用になってしまうのだから。
実際、私の身近にいた例。
生まれた時から、日本にて両親が英語で声かけをし、4・5歳くらいまでは、英語が先行。
(この両親は、日本人。母は、子どもが生まれてから、英会話を勉強しはじめた方)
家でも、外でも、友達も、皆英語という英語環境にどっぷりつかっていたその子の言葉は、
誰が聞いても「ネイティブ」英語だった。
(母の友達、英語サークルのお友達は、ネイティブの子が多数であった)
日本語は、幼稚園でのみ鍛えられて・・・だったが、両親が日本語率を上げ、日本語環境に身をおくようになって、
周囲の英語が分かる人から、英語が日本語っぽくなった(日本語に引っ張られるようになった)ね、と言われるようになった。
もちろん、いわゆる大人のカタカナ英語とは違うレベルでだ。
私は、上記の子の前の状態と今の状態を見たが、私には「どこが日本語っぽくなったのか?」と変化が全くわからない(笑)。
日本人なのだから、日本人英語で言いと思う。
世界で英語を話す人の8割は、ネイティブじゃないそうだ。
皆、独自の訛りをもって、味のある!英語を話しているのだ。
通じないほどでは困るが、子どもの発音が、ネイティブのようになる必要はないと私は考える。
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